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2002-2013 守山教会時代
守山教会 公式サイト
平政の
小牧教会だより
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■名鉄電車 小牧線「小牧口」下車 徒歩20分
MEITETSU TRAIN [Komaki Line] : 20 minutes walk from "Komakiguchi" Station
■名鉄バス 路線:岩倉-小牧「若宮」下車 徒歩5分
MEITETSU BUS [Iwakura-Komaki Line] : 5 minutes walk from "Wakamiya" bus stop
Link: TU ES SACERDOS 汝は永遠の司祭なり (聖歌)
Link: D's(ディーズ)さんのぶろぐ (キリスト教専門葬儀社です)
■ 2021年1月 新年おめでとうございます |
2020年は新型コロナウイルス(COVID-19)の中での対応で過ごす一年間でした。教会共同体にもその影響はあり、それなりの対策を講じて来ました。しかし新しい年を迎えるにあたり今年も神様の祝福を頂きましょう。「主があなたを祝福し、あなたを守られるように。主が御顔を向けてあなたを照らし恵みを与えられるように。主が御顔をあなたに向けてあなたに平安を賜るように。」 今年も神様の祝福を頂きましょう。 「主があなたを祝福し、あなたを守られるように。主が御顔を向けてあなたを照らし恵みを与えられるように。主が御顔をあなたに向けてあなたに平安を賜るように。」 現在の世界情勢・状況を眺めると、また世界の日本の過去、現在を顧みると人間の無力さを思い知らせられます。しかし、先の祝福の言葉を信じているのが私たちです。 元旦は「神の母聖マリア」の祭日です。マリア様の御心に願いをこめて。 『教皇ヨハネ・パウロ二世 広島『平和アピール』から 「戦争は人間のしわざです。戦争は人間の生命の破壊です。戦争は死です。」 「過去をふり返ることは将来に対する責任を担うことです。広島市の皆さんは、最初の原子爆弾投下の記念碑を、賢明にも平和の記念碑とされました。」 教皇ヨハネ・パウロ二世は神様の摂理を信じて人々が希望を持ち生きて行くようにと励ましの言葉をかけられたと思います。 希望のうちに新年を迎えましょう。
YouTube: ELGAR CELLO CONCERTO, JACQUELINE DU PRE |
■ 2020年12月 2020年コロナとの付き合い |
11月中旬頃からコロナ感染症の第3波が始まったのではと警戒の声が聞こえてきました。私たちも3月の第1波の時は主日の公開ミサが中止となりました。その時、松浦司教様は細かな指示を出されました。それから第2波も経験してきました。司教様の指示はその時もいきていました。 第3波今の時期には日本カトリック司教団から「感染症対応ガイドライン」が発表されました。教区ニュース12月号掲載されています。それを受けて松浦司教様もコロナ禍での「主の降誕ミサについて」ガイドラインを発表されました。これも12月号に掲載されています。 基本的な予防は、マスク着用、手洗い、3密を避けることです。しかし、問題はクリスマスをどうお祝いするかの所で「できるだけ歌わない」とありました。町ではクリスマスソングが流れ、テレビでも同じです。3月に公開ミサが4回も中止になり、ミサに参加出来ないことへのいろいろの思いがあったでしょう。でも皆さんは工夫されてご復活をお迎えになりました。 今回も3月の公開ミサ中止と同じようにならないように、日々の感染予防に気を付けて過ごしましょう。
YouTube: HAUSER - Ave Maria
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■ 2020年11月 二つの掟 |
10月25日年間第30主日の福音朗読はマタイ(22:34~40)でした。「最も重要な掟」についてのイエス様の「神を愛し、隣人を愛する」教えでした。 この教えで思い出したことがあります。僕の洗礼を受けた教会のことです。1913年(大正2年)12月に竣工された煉瓦造りのゴシック建築です。この建設には多くの信徒の労働奉仕、海外からの寄附、献金がありました。この村からはブラジルへの多くの移民者いましたが、教会建設にあたってブラジルからの多額献金が有ったそうです。そして、僕の兄弟の3男もブラジルに移民者として行っています。ここの教会とブラジルとのつきあいは長いようです。 また、今年のコロナ感染症の中ペルーからの帰国ペルー人2世、3世の人々は母国のコロナ感染症に困難を抱えている情報のもと、多額の寄附金を集めカリタス・ペルーを通じて献金しました。そしてまたベトナム人は母国の台風被害をしり、お金と物品を送りました。 「神を愛し、隣人を愛する」ことを行動で示したと思います。それはひとえに信仰から来たものでしょう。 |
■ 2020年10月 コロナウイルスは? |
9月の4連休の頃は東京も含め感染者数がだいぶ下火になりつつありました。第一波の時は5月の連休後に感染者が増えました。今度の9月の連休明けが少し心配でもあります。それに、新しい生活様式という言葉のもと人々の生活が変わってきた感があります。特にサービス業に関しては経営者の苦労が毎日報道されて私たちも知ることになりました。 ミサの終わりに「新型コロナウイルス感染症に苦しむ世界のための祈り」を唱えてきました。感染拡大によって困難の中にある世界を見て、感染者、医療従事者を思いその終息を祈りました。そして9月には「すべてのいのちを守るためのキリスト者の祈り」を唱えています。私たちの生活様式を反省し新しい生活スタイルを考えて行かなければならないと促されていると思います。 |
■ 2020年9月 新型コロナウイルス対策 |
4月に続いて今月緊急事態宣言が愛知県、岐阜県に発せられ、それを受けて松浦司教様は愛知県岐阜県内の各小教区に8月中、公開主日ミサの中止のお知らせを出されました。8月の日曜日は5回あり、その内4回中止ですが、小牧教会ではプライベートミサとして日曜日の定刻9時30分から行いました。日本人数人、ペルー人5~6人、それにベトナム人10人ほどが毎回参加していました。オルガンも歌も無しの平日のミサと同じです。 新司祭館建築がようやく実現しそうです。 私が小牧教会に異動して来たのが 2013年です。その時から聖堂、司祭館の新築改装の話しが役員会の議題に上がっていました。それから9年目にあたる来年 2021年4月から、新司祭館建設が始まります。 その間に聖堂の耐震工事があり聖堂は一応終わりましたが、屋根瓦の事が先送りとなりました。今回、その屋根瓦の事も新しく吹き替え工事内容が入っています。皆様の長年の念願が満たされる事になります。 |
■ 2020年08月 新型コロナウイルス感染症 |
7月26日(日)ミサ後小牧教会宣司評会議がおこなわれました。主な議題は「新司祭館建設」と「8月からの主日ミサをどういう形にするか」でした。 司祭館建設はスケジュールにそって進めて行きます。8月のミサは「7月」と同じようにして継続される事になりました。 新型コロナウイルス感染の拡大は、その終息を祈り求める私たちの思いに反し拡大しています。一時、感染者が減少したときはこれで終わりかと思いました。今日7月29日現在全国で1264人、愛知県30日現在で146名にそのうち名古屋市で108名が確認されています。感染症第2波が来たようだとも言われています。 教皇フランシスコは、今年の主の復活を共同体で公的に祝う事の出来なかった信者たちを思い、言葉を向けられました。その言葉を引用します。『わたしたちはこの危機の中で、別の種類の「感染」、心から心へと伝わる愛を学んだ』と言われました。特に医療従事者に向けての思いから。 小牧教会での主日ミサを7月と同じようにしていく事が決まりましたが、その思いはこの感染症に関わる人々の犠牲に繋がる事になるのではと思いました。
YouTube: 星(惑星・恒星)の大きさを比較 / 【BGM】宇宙を感じる音楽 / Planets and Stars to Scale
YouTube: 1億光年までの旅 宇宙は想像を絶する大きさです |
■ 2020年7月 思い出 |
***************************************** 思い出(守山教会『森のうた』2006年より転載) 平田政信 『ある年の6月初旬、幼稚園(主税町教会)の欅(けやき)の木にカラス(烏)の巣があることに気づきました。 二羽のカラスが頻繁に来ました。来ては欅の木の高いところに止まります。注意して見ていると、そこになにやら傘をひっくり返したような、不自然なものがありました。飛んできたカラスはその得体の知れない丸い中に消えました。 あとで分かりました。それがカラスの営巣でした。それから二羽のカラスは毎日同じ事を繰り返していました。 事件は突然起こりました。僕の目の前に、もちろんその幼稚園の欅の下ですが、カラスの幼鳥が落ちてきました。僕も驚くし、幼鳥も、一番驚いたのは親烏だと思います。 ばたつく幼鳥を保護して適当な段ボール箱に収めると、どうしようかと主任の義雄神父さんに相談しました。彼は、「しばらく面倒みてから離せばいい」と言われました。 それから僕たちの食事の席にカラスが加わりました。食欲旺盛、いつも口を開けていました。その口に義雄神父様は優しく一握りの、と言うかそれなりの食べれそうなものをお箸で与えていました。前からの住人のチワワは、籠の中のカラスにあまり関心はないようでした。カラスが時折り巣立ちするかのように羽を広げてもチワワは驚いた様子もなく、じぃ~と注視して「ワン」と言うだけでした。 こうしている間、カラスの親鳥は、いつも幼稚園の近くに居ました。籠の中のカラスは羽を広げるだけではなく、頻繁に羽をバタつかせはじめました。義雄神父さんは「もういいかも」と言われ、僕は籠を持って教会の庭に出ました。 むくの木には二羽のカラスが居ました。籠の扉を開くと、幼鳥は勢いよく飛び立ちました。行き先はむくの木でした。でも止まりませんでした。親鳥たちはむくの木を離れて、旋回し始めていました。そして親子そろった三羽のカラスは、しばらく教会の庭を旋回してから見えなくなりました。 幼稚園には大きなむくの木があります。たくさんの鳥たちが、その木の実を取りに来ます。鳩も来ます。集まってくる鳥の中では、鳩が一番たくさん来ます。 でも幼稚園にその鳩たちが居着くことはなく、幼稚園や教会は鳩の害にもあっていません。お寺さんが被っている鳩による被害や、そのための鳩対策の苦労話を聞くと、大変だと思います。 結論、僕たちが助けたカラスが、この幼稚園と鳩とのいい関係を仲介してくれているのかと思いました。そして、今も。』 ******************************************** 今年も教会のケヤキの木にカラスの巣があり、3羽の幼鳥が巣立ちましました。でもまだ6月になっても教会の近くで夕方は遊んでいます。教会の近くには大きな庭樹があり、お休みの場所もあり、食事の場所も近くにあり、幼鳥にとり、親鳥にも安心の環境です。 コロナ感染の中での生活ですが希望を持ちましょう。
霊名(聖ペトロ)の祝日を迎えて、ベトナム人の信徒たちが
YouTube: Jeff Buckley - Hallelujah (Official Video)
YouTube: 『地獄の黙示録 劇場公開版』 予告編 |
■ 2020年6月 5月31日聖霊降臨の主日 |
5月最後の日は日曜日でした。司教様は5月まで公開ミサの休止を言われていましたが緊急事態宣言解除もあり、各小教区での話し合いで31日のミサを行っても良いとお手紙を出されました。小牧教会の役員会で 5月31日の主日ミサは行わず、6月7日からミサを始めることになり、その際の新型コロナ対策も話し合いました。その結果、ベトナムグループのミサ時間を11時からにしました。少しでも3密をさけるためです。 5月31日の主日は教会の典礼では「聖霊降臨」の主日で復活節が終わりました。その日の「集会祈願」を分かち合いあいましょう。「今日祝う聖霊降臨の神秘によって、あなたは諸国の民を一つの聖なる教会に集めて下さいます。」開かれた教会になれるように心を広くもち、この状況の中でも信仰が日々の生活のささえになる事を願っています。 教区事務所に行く途中田んぼの近くを通ります。5月下旬、田んぼには水が入り田植えの準備がととのいつつあるようです。教会の回りには田んぼはありませんが、カエルの鳴き声が聞こえてきて夜はうるさい程です。五感で感じるところで季節が移っていることが分かりますが、今回の新型コロナウイルスに関しては中々分りません。感染拡大の第2波があるだろうとの声が聞こえてきます。 中央協議会からのこのたびの情況の為のお祈りカードが来ています。共にお祈りしていきましょう。
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■ 2020年5月 5月号 号外 |
5月は聖母月。教皇は「聖母月に、家でロザロオの祈り」を唱えるようにとすべての信者あてに書簡を送られました。そして、この 新型コロナウィルス( COVID-19 )の試練を乗り越えられるようにと、マリア様と霊的一致のうちに唱える二つの祈りを送られました。祈り本文は「バチカンニュース」を検索してください。
YouTube: ワーグナーから |
■ 2020年4月 新型コロナウイルス |
今、日本国内ばかりではなく、世界中でコロナウイルス感染症拡大に見舞われて混乱しています。カトリック名古屋教区に在っては、司教様から矢継ぎ早に指示がありました。しかし、地域差があることを考慮して、当地の主任司祭の判断にゆだねる事も許されました。 カトリック教会の典礼祭儀は聖週間を間近に控えて、ご復活を迎える準備の真最中です。その中で小牧教会は、3月1日を省いて残り4回の主日のミサは中止になりました。 4月5日から聖週間に入ります。聖金曜日の典礼について次のよう勧められています。「教皇庁典礼秘跡省は、2020年3月19日付と25日付で発表した「教令」で、聖金曜日「主の受難の祭儀」の盛式共同祈願に、新型コロナウイルス感染症に苦しむ世界のための意向を加えるよう勧めています。」との事です。その祈りを共に捧げましょう。 「希望のよりどころである神よ、病に苦しむ人に必要な治療を与え、医療に携わる人を感染から守り、亡くなった人を永遠のみ国に迎え入れてください。ともにいてくださるあなたに支えられ、不安と混乱に襲われた世界が希望を取り戻すことができますように。私たちの主イエス・キリストによって。アーメン。」
YouTube: 受難の日のミサ Pope Francis-Moment of prayer 27-03-2020
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■ 2020年3月 新型コロナウイルス |
「世界保健機関(WHO)の緊急委員会は、1月31日未明(日本時間)、中華人民共和国湖北省武漢市における新型コロナウイルス関連肺炎の発生状況が「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態(PHEIC: Public Health Emergency of International Concern)」には該当すると発表しました。」 この発表があってから2月一杯、「コロナウイルス」と言う言葉を聞かない日はありませんでした。横浜港に到着したクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス号」については毎日報道され、いやがうえにも誰でもが「新型コロナウイルス」について知るところとなりました。そして危機意識も深まりました。 2月24日、「新型コロナウイルス感染症対策の基本方針の具体化に向けた見解」が「新型コロナウイルス感染症対策専門家会議」から発表されました。最も影響ある文言は「この1~2週間の動向が、国内で急速に感染が拡大するかどうかの瀬戸際であると考えています。」との文章でした。 日本のカトリック教会での取り組みにも、地域によってばらつきがありました。東京の対応を知った人から、名古屋での具体的対応の指示がありますかとの問い合わせがありました。 名古屋教区では、その専門家会議の発表があってから松浦司教様の具体的な指示がだされました。特に3月8日と15日、日曜日のミサの中止でした。 |
■ 2020年2月 異常気候 |
愛知県では知多半島まで延びる愛知用水、渥美半島には豊川用水があります。全て木曽川からのお恵みです。僕の育った福岡県にも筑後地区に筑後川があります。母親の在所が川の堤防下の家にあり夏には里帰りして従弟たちと先の筑後川で遊びました。川底の砂採り船が休憩場所、落ち着いたらそこから川面に向って飛び込み、それの繰り返しの遊びでした。 昨年2019年12月14日アフガニスタンで銃殺の犠牲になられた医師「西川哲」先生はその地で医療活動と共に井戸を掘り地域の人々に為につくされていました。しかし、「水がない」事に、でも大きな川は近くに流れている、事にヒントを得ました。彼が生まれた福岡県の筑後川の「堰」が頭よぎりました。 「箒木?生」の小説『水神』に同じような川を治水する苦難の物語があります。江戸時代筑後川から灌漑用の用水路考えた村の庄屋たちの物語。しかし、藩主、幕府それに近隣の庄屋たちの物言いがあり、なかなか工事は進みません。単子本の裏表地に書かれて言葉「ついに工事は始まった。大石を沈めては堰を作り水路を、百姓たちは汗水を拭う暇もなく働いた。「水が来たぞ」。苦難の果てに子子孫孫にまで筑後川の恵みがもたれされた瞬間。そしてこの大事業は領民を思う久留米藩の老武士の腹切りで完成された。」 西村哲先生も聞くところにより、「水問題」があったのではと聞いています。 教皇フランシスコの「地球家族」との言葉が重たいです。 |
■ 2020年1月 2020年今年もよろしくお願いいたします。 |
今年も神様の祝福を頂きましょう。「主があなたを祝福し、あなたを守られるように。主が御顔を向けてあなたを照らし恵みを与えられるように。主が御顔をあなたに向けてあなたに平安を賜るように。」 2019年11月、教皇フランシスコの日本司牧訪問がありました。その目的のテーマは『すべてのいのちを守るため』でした。教皇フランシスコの回勅『ラウダート・シ』の中で発表された「被造物とともにささげるキリスト者の祈り」の最後の段落にあります。 「おお、主よ、よりより未来をひらくために、あなたの力と光でわたしたちをとらえてください。正義と平和と愛と美が支配する、あなたのみ国の到来のために。あなたはたたえられますように。」 教皇の訪問地は長崎、広島、そして東京でした。それぞれの地でメッセージを残されました。また、訪日前のビデをメッセージのなかの言葉でした。 『皆さんの国は、戦争がもたらす苦しみについて、よく知っています。人類の歴史において核兵器による破壊が二度と行われないように、皆さんとともに祈ります。核兵器の使用は、倫理に反します。』(訪日前のビデオメッセージ 2019年11月18日) これは1981年の聖ヨハネ・パウロ二世の訪日の時、広島での言葉に通じる思いがします。『戦争は人間のしわざです。戦争は人間の生命の破壊です。戦争は死そのものです。』(広島平和アピールから) 小牧教会では今年一年かけて教皇フランシスコが残された宿題を考えて行きたいと思います。 |